2014年5月2日金曜日

どらごんたらし 6章

「行きたくねえ………」

ジハードを飼っている洞窟の中。
俺は地面にうつ伏せで寝そべるジハードに、ワックスをかけながら呟いた。
「誰が言い出したんだかな。試合後のパーティーなんて。負けたやつとか行きにくいだろうに。それに、俺みたいなクラスで浮いてる友達いないぼっちはどうすりゃいいんだよ。苦痛以外の何物でもないだろ」
アリサとの決勝戦の数日後。
今日は、闘技大会の優勝祝賀パーティーの日。
あの時の大会参加者達の傷は、保険医によってその日のうちに癒されていた。
あれだけジハードが暴れまわり、観客に怪我人が出なかったのは奇跡だとまで言われた。
試合後、ジハードによってめちゃめちゃに破壊された、ステージの片付けは大変だったらしい。
そして、今はそんな事よりも。

「優勝者が出席しないってのもなぁ………」

そう。
あの時、ジハードの放ったサンダーブレスから、アリサを突き飛ばして助けた俺は、そのままブレスの直撃を受けた。
そして、俺は意識を失ったらしい。
あれだけ凶暴だったジハードは、俺が気を失うと同時に、いつもの大人しい状態に戻ったそうだ。
そして俺が意識を失って、学園を休んでいる間に、なぜか俺が優勝者ということになっていた。
俺はアリサを庇って意識を失ってしまったので、大会の規定ではアリサが優勝のはずなのだが……。
アリサいわく。

『最後の最後、あいつに助けられなかったら、私は優勝どころか、命だってなかったでしょう?あんな状態で勝利者を名乗れるほど、私は恥知らずじゃないわよ』

………ということらしい。
規則では、最後まで残っていたアリサが優勝なのだからと周囲が言っていたらしいが、結局アリサが頑として譲らなかったらしい。
そして、表彰なんてものは、通常は大会が終わったらその場でやるのだが、今回遅れたのは俺が瀕死だったためだ。
ジハードと契約を結んだドラゴン使いでなかったら、ジハードの本気ブレスを食らっていたら間違いなく蒸発していただろうとは、担任の話。
ドラゴン使いの能力は、契約を結んだドラゴンによって違うものになる。
電撃ブレスを扱うジハードは、雷に強い耐性を持っている。
契約者の俺にも、その強い耐性が備わっていたからこそ、黒コゲになってしばらく寝込む程度ですんだらしい。
ジハードも悪気があったわけじゃないし、むしろ魔獣に押し潰された俺を見て、怒りに任せての本気ブレス。
死に掛けはしたものの、主としてはちょっとだけ嬉しくもある。
しかし………

「アリサのやつ、ありがた迷惑なんだよなぁ………」

俺の独り言に、ジハードが赤い瞳を見開いて見つめてくる。
言っている事は分かっているのか分かっていないのか。
だが、俺が嫌がっている雰囲気は分かるのだろう。
慰めようとしてくれているのか、鼻先を、グイと俺の腹の辺りに押し付けてきた。
愚痴ってないで、早く鱗を磨けよって事かもしれんが。
俺は鱗を磨く作業を再開しながら、尚もジハードに愚痴をこぼす。
「分かるか、ジハード。表彰式の後、パーティだぞパーティ。普段碌な人付き合いのない俺にとっては、罰ゲームだっての。しかも、あんときのブーイング聞いたろ?みんなアリサが優勝するのを期待してたのに、学園でもぶっちぎりでダメ人間扱いの俺が優勝だよ?いくら俺でも、その辺の空気ぐらい読めるっつーの」
ジハードが、そんな俺の顔をじっと見つめている。
………飼ってるドラゴンに一人愚痴こぼすとか、痛過ぎるな。
「ごめんな、ジハード。お前にこんな事言ってもしょうがないよな。………っと、よし、綺麗になった。よし、今日も美しいぞジハード」
ツヤツヤに磨き上げたジハードを眺めながら、俺は満足気にうなずいた。
「しゃあない、行くか。ジハード、お前はいい子に留守番しててくれよ。……行ってくる!」

ジハードの洞窟を出ると、辺りがすっかり暗くなっていた。
愚痴をこぼしながらワックス掛けをしていた所為で、いつもより時間がかかってしまった。
「やばいな、遅刻か?まぁ、できるだけ遅れて行きたい所なんだけど………、ん?」

………なんだ?
今、出てきた洞窟内が一瞬光った様な。
気のせいか?
それとも………。

「ジハードが、ブレスでも吹いたのかな?」

とっとと着替えを済ませて、行くか!

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「………ま、こんなもんか」

パーティ会場。
すっかり遅刻してきた為、着いた頃には表彰式は終わっていた。
担任に一通り叱られた後、仰々しく貰ったトロフィーその他をその辺に置く。
そして、最初は会場の人間も、一応の優勝者ということでそれなりに人は集まってもきたのだが………。
「やっぱあいつら、人気あんなー」
学園のアイドル的存在の、アリサとラミネス。
2人の周囲には、多くの人だかりができていた。
二人も、遅れてやってきた俺に気づき、気にしている様だが、取り巻きが放してくれないのかこちらに来れずにいるようだ。
普段二人に面識のない連中が、大会での健闘を称えつつ、なんとか接点を持とうとしきりに話しかけている。
ラミネスには、女子だけでなくそこそこの男子も取り巻いてはいるものの、アリサの方には女子しか集まってきていない。
あの、魔獣使いの私に近寄ってくるのはあんたぐらい、とか言っていたのは本当らしい。
まあ、普段魔獣を引き連れているから近寄らないのではなく、みんな高嶺の花として見ていて近づきがたいだけだと思うのだが。
ラミネスの場合は、男子も女子も関係なく、人懐こそうなラミネスに、しきりに何か食べ物を持ってきている。
ラミネスの食べっぷりに好感が持てるのかもしれないが、なんだかみんなにエサを与えられ、かわいがられている犬的な何かに思える。
俺が話せる相手といったらこの二人ぐらいしかいないのだが、この人だかりの中、二人に声をかけるほど空気の読めない訳じゃない。
幸い、立食形式の会場には、うまそうな料理だけは大量に並んでいる。
しばらく寝込んでいた所為でロクに物も食べていない訳だし、ラミネスではないがここはひとつ、栄養たっぷり取っておこう。

「………たく。今日の主役が、なんでこんな所で一人で飯食ってんだよ」

声をかけてきたのは、
「おお、閃光のジョン、なんだ、お前も一人か?」
「おい、誰がジョンだ!俺は閃光のジョイス………でもねえ!あのなギース、お前にはちゃんと言っときたい事がある」
「おおう、何これウメエ!ジハードへのお土産に持って帰ってやろうかな」
「聞けよおおおおおお!」
なんて落ち着きのない奴だ。
「やかましいなあ。ほれ、鳥足分けてやるから落ち着けよ」
「いらねえよ!分けてやるもなにも、お前が用意した料理じゃねえだろ!」
はあはあと荒い息を吐きながら、ジョイスがようやく落ち着く。
「………ったく、なんでこんな奴がこの学園最強なんだ?本気で意味がわからねえ。お前、分かってんだろうな?お前はアリサを倒したんだ。このままいけば、卒業の際の就職先には困らねえ。王国の騎士様でも、金持ちの用心棒でも何でもだ。冒険者なんてヤクザな商売なんかやる必要はないってもんだ」
「………?みんな、冒険者になりたいからこの冒険者学園に入学したんじゃないのか?」
俺の言葉に、ジョイスが鼻で笑った。
「そもそも、冒険者をなんだと思ってるんだ?一攫千金夢見てる連中だぞ?だが、その大半が志半ばで命を落とすか、かろうじて食っていけるだけのお宝を迷宮から持ち帰るのみだ。魔獣使いやドラゴン使いになりたい、みたいな、ちゃんとした目的を持ってここに来たお前やアリサなんてのは、特別なんだよ。大半の連中は、金がない家に生まれたが、成り上がりたいって夢を見た連中だ」
「………お前もその口?」
「さあ、どうかね?案外俺も、お前やアリサんとこみたいに、代々続く名門の家系の生まれだとか言ったらどうするよ?伝説の勇者の末裔とかかもな?」
「お前はもうこの学園の伝説だろ?スカウトなのに、まさかの快進撃を成し遂げた、閃光のジョイス」
「………お前はいい奴なのか、ろくでなしなのか、たまに分からなくなる時があるな。まあいい。そんな事より、食いまくってやろうぜ、同じお荷物職同士よ。しかし、優勝者と準決勝に勝ち進んだ男達がいるってのに、誰も声もかけてきやがらねえ。どっかに、いい女でも………」
ジョイスがそこまで言いかけて、突如ほうけたような顔をした。
「おいジョイス。お前、ただでさえ残念な顔が、もう目も当てられない事になってるぞ」
俺の突っ込みにジョイスは怒りもせず、ある一点を見続けている。
ふと気づくと、ジョイスだけではなく、周囲の人間、どころか、雑談に興じていたアリサやラミネスまでもが、そこを見つめていた。

パーティ会場の入り口を。

正確には、入り口に立つ一人の女性。
艶やかな長い黒髪に、モデルを思わせる完璧な体系。
黒いドレスを見事に着こなし、白い肌がドレスの色に相反して見事に映えた。
そして、印象的なのはその、切れ長の赤い瞳。
人間とは思えないほど整い過ぎている顔立ちは、美人だが、人を寄せ付けない冷たい印象を与えている。
それは、どこぞの王侯貴族の令嬢か、王国の一級秘書官を思わせた。
会場中がなぜかシンと静まり返る中、皆の視線を一身に集めたその美女はこちらに向かって歩いてくる。
人々のそばを通るだけで小さなざわめきが起こる中、その美女は周囲の声や視線など全く意にも介さずに。
「ちょちょちょ、こここここ、こっち来る、来てるぞギース!」
先程までは、いい女が声かけてこないものかと嘆いていたジョイスは、レベルが高過ぎる美女は荷が重過ぎるのか、慌てた様子で俺から距離を取り、人ごみの中に紛れ込んだ。
なんというチキン野郎。
ジョイスが俺から離れるのを見送っていると、その美女は俺の前へと立っていた。

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「こんばんは、優勝者のギース様。よろしければ、ご一緒させて頂いてもいいでしょうか?」
そういって、今までの印象とはうらはらに、柔らかな、そして穏やかな微笑を浮かべる。
周囲がざわめき、そして遠くアリサとラミネスが、聞き耳を立てているのが分かった。
一体何をしてんだあいつらは。

と、いうか。

「ギース様はやめてくれよジハード。俺の事は呼び捨てでいいよ呼び捨てで。留守番しててって言ったのに、ついて来ちゃったのか」

「「「へっ?」」」
ちょっと離れたところで様子を伺っているアリサとラミネス、そして、赤い瞳の美女………ジハードが、驚いた声を上げる。
俺は構わず。
「首輪や鎖は………、まぁ、人の姿を取れば、サイズ的に外れちゃうよなあ」
「なっ!?ギース様………いえ、主。その、な、なぜひと目で分かったのですか?」
「「ええっ!?」」
呆然としたまま言ってくるジハードの言葉に、アリサとラミネスが驚きの声を上げている。
「何を言ってんだ。俺はドラゴン使いだぞ?大切な自分のドラゴンが、例えどんな姿に変わってたって分からないはずがないだろ?」
今更何を当たり前の事をと、ジハードに言ってやる。
「ッ!!」
それを聞くと、息を呑み、硬直したまま動かなくなるジハード。
ちょっと離れたところでは、アリサとラミネスがなにやらコソコソやっていた。
「ちょっと、たらしよたらし。あいつ、天然のたらしだわ。サラッと当たり前のように一撃必殺な殺し文句吐いたわよ」
「先輩は、ドラゴン相手だと超廃スペックになる気がします。あんな事言われたら、そこらのドラゴンなんか軒並みコロッといっちゃいますよ。う………、いいなぁ………」
遠くてよく聞き取れないが、あの二人、大会で戦ってからなんか仲良くなってないか。
「………主」
硬直していたジハードが、腕を組み、取り繕うように一つ咳払いをする。
「………主。その………、一人きりかと思って来てみたのだが、私が来た事で友人が逃げてしまったのか?余計なことをしてしまったかな」
そういいながら、ジハードは俺には目を合わせようとせず、幾分落ち着きなさげに、遠く離れたところから様子を伺うジョイスを見る。
俺は、ジハードに近づくと、その白い頬を両手で挟みこんだ。
「お前、顔赤くないか?数百年ぶりに起きたばかりだってのに、いきなり大会で暴れさせたり、ここんとこずっと人通りの多いとこ連れまわしてたからな。ドラゴン風邪にでもかかったんじゃないだろうな?………あ、もしかしてここに来たのは、俺が一人でパーティ行きたくないって愚痴ってたから、心配して来てくれたのか?」
「だ、大丈夫、風邪なんかひいていない!顔が赤いのは主が唐突にあんな事言うからだろう!一人は可哀想だと思って来たのは事実だが、それ以外にも用が………いや、近い近い、主、顔が近い!」
頬を触って熱を測ろうとした俺の手を、ジハードが慌てて掴み、目尻にうっすら涙を溜め、今にも泣き出しそうな赤い顔で掴んだその手を引き剥がす。
こんな表情をしていると、せっかくのクールな印象を与える綺麗な顔が台無しだ。
「なんだよ、せっかく熱測ってやろうと………。お前ドラゴン化してる時は、今よりもっと顔近づけて、俺のことクンクンしてくるくせに。てか、唐突にあんな事って、ジハードを泣かせるようないじわる言ったっけ?」
「そそ、それはもういい!それに、ドラゴンの姿をとっているときは、ほとんど本能だけの状態なのだから、仕方ないだろう!ああもう、そ、そんな事よりも!」
ジハードが唐突に真剣な表情になると、真っ直ぐ俺の目を見つめてきた。
「な、なんだ?ドラゴンフードの質を上げろとか、散歩の時間を増やせとか、そんな話か?」
「違う。飯はうまいし、散歩の時間も十分だ。ただ、もう少し一緒に遊ぶ時間を増やしてくれると………。いや、今はそれは置いておき。主。私がこの姿になる為には、竜の姿のときの私が、人の姿をとろうと思わなければこの姿にはなれない。そして、竜の姿になるのも、今の私が竜の姿をとろうと思わなければ、ずっとこのままだ。どちらも同じ私だが、人の姿をとれた今、主に話しておきたい事がある」
「な、なんでしょう?」
俺がご主人様のはずなのに、思わず敬語になってしまう。
「では言わせてもらうが………、主、先日の、あの戦いはなんだ。そこの娘との戦いの事だ」
言って、ジハードの指差す先には、未だラミネスとコソコソと話をしていたアリサの姿。
「えっ!な、なになに、私!?」
アリサが突然話の矛先を向けられて、慌てふためいている。
「え、ええと………、なんだとは、なんでしょうか………?」
俺はジハードの勢いに呑まれたまま、質問の意味が分からずに、恐る恐るジハードにたずね返す。
「主。あの戦いの中、この娘は主に全力で挑んできた。そして、最後には主に魔獣をけしかけ、押し潰そうとしたではないか。私は、あれを見た瞬間に頭に血が上り、主を殺そうとしたこの娘を滅してやろうと思ったのだ」
「あ…あうあう………」
アリサが、気まずそうに目をそらしているのが見て取れる。
「それが、なぜこの娘を庇った?私はシェイカー一族を守り、仕え、支え続ける上位ドラゴン。ジハード=シェイカーだ。私はあなたを守る者。決して、あなたを害する為にあなたと契約したのではない」
ジハードは、ただ真っ直ぐに俺を見つめてくる。

つまり、このドラゴンは。

「私は、あなたを守る為に契約したのだ。そこの半人前の、敵討ちの為に契約したのではない」
「は、半人前って私の事ですか!?」

ひたすらに俺の一族に仕えてきてくれた、この忠実なるドラゴンは。

「お願いがあります、わが主。私はあなたを守る者。今後、どの様な事があろうとも。あなたを傷つける事をしたくない」

俺の為に、怒り、暴れ、アリサを消滅させようとしたわけで。

「私は、ずっとあなたに仕え、ずっとあなたのそばに居る。あなたの命が尽きるか、私の命が尽きるまで」

その、俺の為だけに尽くしてくれるドラゴンが、不安気な顔で問いかけた。

「………私は、ドラゴンの中でも特に凶暴で、凶悪なブラックドラゴン。今後、主に色々と、不快な思いをさせるだろう。怖い思いもさせるだろう」
俺と一度も目を合わせずに。
まるで、叱られるのを怖がる子供のように。
俺なんか指先一つでひねり潰せるはずの、その強大な力を持つドラゴンは、不安げに俺に問いかけた。

「それでも主は、私をそばに置いてくれますか?」

俺はジハードを思い切り抱きしめた。

「当たり前だろうがあああああああ!ちきしょー、ジハード、愛してる!」
「あ、あのっ、主!人前です!おやめください!」

抱きしめられたジハードが、泣きそうな顔で真っ赤になりながら俺の背中をバシバシしてきた。
人前もクソも、ドラゴン使いとドラゴンが人前でくっついていてなんの罪があるだろうか。

「ちょ、ちょっと先輩!こんなところでいやらしい!そういう事は巣穴に帰ってやるべきです!」
お前も言っている事がずれている。
「そんなことよりジハードさん。あなた、人の姿をとれるって事は、上位のドラゴンだったんですね」
俺に抱きしめられたままのジハードに、ラミネスが聞いてくる。
「ああ、そうだ、半人前。私は本来なら、お前のようなひよっ子が話しかけられる様な相手ではない。そこら辺が分かったなら、私の主にちょっかいを出すのはやめる事だな」
凄んでいるジハードだが、俺に抱きしめられた状態ではイマイチ決まらない。
むっとしたラミネスが、ジハードに食って掛かる。
「何言ってんですか。先輩と出会ったのは私の方が先ですよ。しかも、契約を結んだのも私の方が先です!そっちの方が引っ込むべきでしょう!」
「お前みたいなはんちくりんが、主と契約など片腹痛い。それに、主がどちらを選ぶか等すでに決まっている」
そう言って、ジハードは抱きしめられたまま俺の背中に手を回し、ギュッと抱きしめ返してきた。
そしてそのまま、勝ち誇った様に、ラミネスに向かって鼻で笑う。
「フッ」
「むかーっ!ちょっと先輩!そんな年増といつまで抱き合ってるんですか、いやらしい!大体、はんちくりんって何なんですか!」
「お前みたいな、半端者のちんちくりんの事だ。ドラゴンハーフなど、色んな意味で中途半端ではないか。実力も半端。体型も半端。そのお子様な体型を見れば一目瞭然ではないか」
「………すううううううううっ………」
「きゃーっ!ちょっとラミネス、こんな所でブレスはやめて!ちょっと、あんたも止めなさいよ!この場で二人を止められるのはあんたぐらいでしょ!」
アリサがラミネスを羽交い絞めにして必死に止め、矛先が俺に向く。
ジハードを放し、俺は照れた様に頭をかきながら。
「いやあ、なんか、女二人に取り合いにされるこんな状況、多分俺の人生の中でもうないだろうなって考えたら、ついつい………」
「ああもう、こいつもダメだ!ちょっと誰か止めなさいよー!」

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「そういえばギース。あんたにまだ、お礼言ってなかったわね」

アリサが、唐突に言ってきた。
掴みあいを始めた為さすがにマズイと感じた俺は、二人を引き剥がした後、パーティ会場の食べ物を食い荒らしに行かせた。
ラミネスがジハードに張り合おうとするもので、さながら大食い大会の様相を呈している。
会場の連中は二人の食いっぷりに興味津々で、俺とアリサは二人、皆に開放された形となった。
「なんだいきなり。お前が礼なんて、どうしたんだよ」
アリサとは長い付き合いだが、それはお世辞にもいい関係とは言えなかった。
もちろん、改まってこんな事を言われる様な間柄でもない。
「私だって、助けてもらったらお礼ぐらい言うわよ。前から思ってたけど、あんた私をどんな人間だと思ってるのよ」
「学園の女王様で、俺を目の敵にしているラスボス的ななにか」
即答した俺に、アリサが嫌そうな顔で睨みつけてくる。
「あ、あんたねえ………。大体、今回だって私、どっちかって言うと被害者じゃない?去年はあんたのせいでロクな景品じゃなかったし、今年は私が景品にされるし。しかも、私普通に大会に出ただけなのに、なんで皆にここまで目の敵にされなきゃなんないのよ」
「う、ま、まあ俺も悪かったよ。………あっ、そういや景品で思い出した!俺優勝者だろ!お前に一日中いかがわしい事ができるんだよな!」
「違うわよ!いかがわしい事や法に触れる事以外なら命令していいってだけでしょ!」
アリサが赤い顔で必死に抗議する。
「うーん、俺が優勝するなんて考えてもいなかったしなあ。何させてくれようか」
「う………。正直、あんたってとんでもない事言い出すから怖いんだけど。お手柔らかに頼むわよ」
ふむう。
「………とりあえず、その色気のないスカートをおずおずとまくり上げて、上目使いでごめんちゃいって言ってみろ」
ピギンッ、という音を立て、アリサの持っていたグラスにひびが入った。
「………それで、いいのね?」
「嘘です、調子こいてすいませんでした。………てかいいよ、景品なんて。して欲しいことなんて特にないし。今回は俺とジハードも、ちょっとやり過ぎたと思ってたしな」
「う………、そ、そうよ、あんたあの時めちゃくちゃ怖かったわよ。私、あんたにあそこまでされる悪いことって何かした!?」
「常日頃から、一般人呼ばわりされてたぐらいだな」
「ごご、ごめんなさい………」
アリサが気まずそうに俯いた。
ちょっと調子に乗っていじめ過ぎたか。
苦笑しながら、アリサに言った。
「気にしてねえよ。長い付き合いだろ、俺の気の強さを忘れたのか?まあ、俺も色々悪かったな」
「……あんたのその、どんな相手でも物怖じしないで何でも言う所、実はちょっと気に入ってるわ。………あの時、助けてくれてありがとうね」
そう言って、アリサがふふっと微笑んだ。
「そう言えばさ」
アリサが話を変えるように、ひびの入ったグラスを指でいじりながら言ってくる。
「あんた、その………。あの時ジョイスが邪魔しに来なかったら何て言ってたの?」

あの時?

「あの時って?なんかあったか?」
アリサが俯きながら、グラスをいじる。
俯いている為、表情は見えないがほんのりと耳が赤い。
「その、あんたが私を景品にして、その告知の紙が張り出された日の事よ。ほら、あんたを追い掛け回して、袋小路に追い詰めて………」
「ああ、お前を口説いてた時の事か」
「く、口説………っ、そうよ!あんたが私を口説いてた時の事よ!あんた、途中で言いかけてたでしょ?ずっと、伝えたいけど言えなかった事があるって!それがちょっと気になってただけ!」
「なんだお前、本当にツンデレだったのか」
「違うわよ!ああもう、聞くんじゃなかった!」
真っ赤になっているアリサに、苦笑しながら。
「伝えたかった事ってのは………」

「あ――――――――っ!」

俺が言いかけたその時、空気を読めない後輩が大声を上げた。
「アリサさんが、ちょっと目を離した隙に先輩といい空気になってる!」
「ほう、これはこれは。人間のメスは狡猾で、つがいになる為には手段は選ばないと聞くが、本当だったな」
そこには、満腹になったのか、いつの間にか戻ってきていた二人。
「ちょ、ちょっと!別にいい空気になんてなってないってば!それに、人間のメスって言わないでよ!」
必死に弁解するアリサに、二人は。
「まったく!以前ならともかく、先輩はもう私と契約結んでるんですから、取っちゃダメですよ?」
「お前も引っ込んでろ半人前。我が主にちょっかいを出すなら容赦せんぞ、人間のメス」
「ああ、もう!あんた飼い主でしょ?なんとかしなさいよ、この二人!」
アリサが泣きそうな顔で、俺に助けを求めてきた。
「もうちょっとお前が追い詰められる様を見てみたい」
「この男はーっっっ!」
ジハードが、冷たい表情で、腕を組みながらアリサに向かっていい放つ。
「フン。人間は一年中発情期で常に交尾が可能だとは聞いていたが、本当らしいな。そんなに胸元の開いたドレスを着て、我が主に色目を使うとは。身の程を知るがいい、発情中の淫乱なメスめ」
「………………」
無言になったアリサが、指先だけをジハードに向け、ぼそりと一言つぶやいた。
『ライトニングブレア』
擬似的な電撃が、ジハード目がけて飛んでいくが、
「フンッ、こんなもの」
アリサが放った魔法を、ジハードが易々と身をかわす。
本物の電撃ではないとはいえ、普通はかわせる様な速さのものではないのだが。
「ギャー!」
ジハードが避けた後方で、聞きなれた誰かの悲鳴が上がった。
「ふふん、電撃は私には効かないから避けずともよかったのだがな。あまりにもノロマな魔法だったから、当たってやる気にもならなかったわ」
「………上等よ、刺し違えてでも痛い目見せてやるわっ!」
ヒートアップしてきた二人から離れた場所では、魔法が誰かに当たったのか、騒ぎが起こっている。
「ちょっと、このスカウトの人息してないわよ!」
「おい、こいつ大会でいいとこまでいってた奴じゃないのか?誰か治療術師を!」
「閃光のなんとか言う奴だ!おい、しっかりしろー!」
ラミネスが、拳を握り締めて叫んだ。
「アリサさん、ブラックドラゴンは土属性の魔法ぐらいしか効果がありません!私も加勢します!」
「いい機会だ、貴様もついでに始末しておいてやろう!主の周りをちょろちょろと、以前から目障りだったのだ!」
「ラミネス、あなたを強化してあげるわ!目を狙いなさい!目を!」
俺は、そんな光景を眺めながら。
去年は、一人でこの会場の隅っこで料理食ってたってのになと、感慨にふけっていた。
きっとこれからは、こんな騒がしくも楽しい毎日が続くのだろう。

「ちょっとギースさん、あなた優勝者なんでしょう!?この人達止めてくださいよー!」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

誰もが寝静まり、虫の声すら鳴り止む時刻。
そんな時に、彼女の洞窟に来客があった。
そして、彼女も来客を予想していたのか、腕を組み、洞窟の中央にじっと立っていた。

「遅かったな」

彼女が、洞窟への侵入者に声をかける。

「いやあ、万が一にも先輩が起きない様に、気を使ってこの時間まで待ってたんですよ」
侵入者であるドラゴンハーフの少女が申し訳なさそうに頭をかいた。

遅かったとはいっても、別に約束などしてはいない。
しかし、来るのは分かっていた。
「………では、始めるか?」
「ええ、やりましょうか」
少女が拳を握り、構えをとるも、彼女は腕を組んだまま動かない。
「竜の姿にはならないんですか?」
彼女は、口元に薄く笑いを浮かべた。
「未だ竜の姿になれない子供相手に、本気など出せるか。それに、竜の姿で暴れると、主が起きるかもしれん」
「………人の姿だと、武闘家として常に修練を積んでる分、私のほうが有利だと思うんですけどね?後悔してもしりませんよ?」
「いいからとっとと掛かって来い。日が昇る前に終わらせたいからな。今日は主が公園に遊びに連れて行ってくれる日なのだ」
「………いいなぁ。やっぱりどうあっても勝って、メインドラゴンの座は私が貰い受けます」
「やってみろひよっ子が。同じ主人と契約を結んだドラゴン同士、必ず戦って順位付けをせねばならん。まあ主なら、分け隔てなく可愛がってくれそうではあるがな」
「ですねー。先輩は、何匹ドラゴンを飼ってもみんな平等に大事にしてくれる気がします。先輩の傍は、ドラゴンにとって居心地が良すぎます。きっと、これからもドラゴンが寄ってくるんだろうなあ」
「だろうな。そして主にたらしこまれる訳だ。まあ、こればかりは我々に決める権利はない。多くのドラゴンを従える。これもまた、優秀なドラゴン使いの証の一つだ」
「その度に、こうやって戦わないといけないのかぁ………。先輩は今頃のん気に寝てるんだろうなあ」
「戦うのが嫌なら、避ける方法があるぞ。主の元を去ればいい」
「お断りです。学園を卒業したら、ちゃんと飼ってもらうんですからね。先輩はまだその気はないみたいですけど」
「フン。今のところ主は私にゾッコンだ。毎日鱗にワックスがけまでしてくれるドラゴン使いなんて初めてだ。竜化できない奴には、この気持ちよさは分からんだろうがな」
「い、いいなあ………」
少女は羨ましそうな表情を浮かべるも、すぐに真顔に戻り、拳を構え、腰を落とす。
「シルバードラゴン一族のドラゴンハーフ、ラミネス=セレスです。いざ!」
彼女は、組んでいた腕を解き。
「ブラックドラゴン一族のジハード=シェイカー。さあ、くるがいい!」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「おはよ。………って、あんたどうしたの?難しい顔しちゃって」

学園に向かう途中、アリサが声をかけてきた。
いつもは、もっと学園に行くのは早かったと思ったが、珍しい。
「いやな、昨日ジハードの鱗を磨いてたら、あちこちに小さい傷があってさ。大会で傷なんて受けてないし、どうしたんだろうと」
「あら、そういえば、竜の姿に戻っちゃったのね」
アリサが、俺が率いるジハードを見る。
その時。
「先輩、おはようございます!アリサさんも、おはようございます!」
朝から元気な声で、挨拶してくる後輩の姿。
「おーう、おはよ………って、お前どうしたんだそれ!」
「ちょ、ちょっとどうしたの!?大怪我してるじゃない!」
ラミネスは、右腕を包帯で吊りながら、頭にも包帯が巻かれた状態で駆け寄ってきた。
「いやあ、ちょっと強敵と戦いまして。まあ、強敵って言っても大した事ない相手だったんですけどね。ちょっと旗色が悪いと本気出して変身する様な………痛い!」
何か言いかけたラミネスの折れた右腕に、ジハードが頭をぶつけた。
「何するんですかジハードさん!せっかくくっつきかけてるのに、また折れるじゃないですか!」
ラミネスが抗議するも、ジハードはどこ吹く風で、ラミネスの腕の包帯をクンクンしている。
「お前、そんなすぐ折れた骨がくっつくのか?ていうか、一人でダンジョンでも潜ったのか?次からは俺も連れて行けよ」
「そうよ。ダンジョン探索には、少なくても魔法を使える人間やスカウトは必須よ。次からはジョイス辺りにも声かけてみなさいな」
「お前知らないのか?ジョイス、なんか知らんが重体で、しばらく学校休むらしいぞ?」
「ジョイスまで?全く、皆何してるんだか。ちょっとは私みたいに大人しくできないの?」
「お前が大人しいってなんの冗談だよ」
俺とアリサが並んで歩く後ろでは。
「ジハードさん、ちょっと知らんぷりしてないで、人の姿にでもなって謝ったらどうなんですか!?」
「キュー」
「キューじゃないですよ、かじりますよ?」
仲がいいのか悪いのか。
並んで歩く、ドラゴン二匹。
「そういえば。あんた、これからはなるべく一人でいない方がいいわよ。できるだけラミネスかジハードと一緒にいなさい」
アリサが、突然そんな事を言ってくる。
「なんで?まあ、言われなくてもジハードとは大概一緒に居るとは思うが」
疑問を返す俺に、アリサが深々とため息をついた。
「あんたねー。うちの学園は冒険者養成学園なんだから、基本的に生徒間の決闘なんかはむしろ推奨されてるわ。それどころか、対戦成績だってあるし、その成績によっては卒業時のプラスアルファにも関係してくるのよ。今まで、誰からも対戦なんて挑まれたことも、挑んだこともないあなたは詳しくは知らないかもしれないけれど」
「おう、初めて知った」
その答えに、アリサがまたため息をつく。
「あのね………。あんた、分かってないみたいだから言っておくけど。多分これから、学園内の色んなところで襲撃されるわよ?」
「な、なぜ!?」
悲鳴を上げる俺に、アリサがニヤつきながら言ってくる。
「なんせ、私に勝ったんだもの。私の場合は大概の相手に、場所を選ばずに力を発揮できるけど、あなたの場合は色々限定されてるしね。日頃隙だらけな訳だし、そりゃあいいカモってものよ。ふふっ、そういえば、まだこれを言ってなかったわね。優勝、おめでとう!」
「ちくしょう、いい笑顔しやがって!どうしよう、ジハードは竜化しちゃったしなあ」
俺は勢いに任せて、とんでもない事をしたんだろうか。
学園一の落ちこぼれから、一気に学園でのボーナスキャラになった訳だ。
今日からは、きっと色んな連中が俺の周りに集まってくれるのだろう。
もちろん、全員が敵意を持って。
「ジハードさん、包帯の匂いが気になるのか知りませんが、あんまり顔近づけないでくださいよ。またさっきみたいに折れてる所に当たったらどうするんですか………、痛い痛い!ちょっとジハードさん、包帯引っ張らないでください!ああっ、包帯食べちゃダメですよ!」

なにやらじゃれあっている二匹のドラゴン。
まあ、こいつらと一緒に居られるだけでも俺は幸運なのかもな。

「ほら、いくぞお前ら、遅刻するじゃねーか。帰ったら、最高級のドラゴンフード食わせてやるからな!」

                                          END

25 件のコメント:

  1. 癖がないから読みやすいし、キャラもいい感じ
    面白い
    これで落選の理由は、文章作法なのか……難しいなぁ

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  2. おもしろかったですよー
    ところで忍者消しちゃったんでしょうか

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  3. すごく読みやすくて、続きを読みたいと思いました。
    はっちゃけ気味の主人公はいいですねー

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  4. コレ普通になろうに出してたら今頃書籍化の話来てるんでないの?
    少なくとも今書籍化してる奴には負けてないですよ。

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    1. 書籍版そんなに悪くねぇよw

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  5. おもしろい!
    他にも作品あったら読んでみたいです
    ぜひぜひ他のもUPお願いします~

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  6. おもしろい!やっぱ警備員さんのギャグセンスは最高です!
    ところで主人公の母親ってどうしてるんでしょう

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  7. これなろうに出したらもっとたくさんの人が読めると思うから出してみたらどうですかね?

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  8. マジで面白い

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  9. エリス様とカジノ行く話とかどっかに書いてないかなーとか探しにきたら、
    なんか発見したので読んでみたけど・・・
    これ本当に面白い
    相変わらず読みやすいし、燃えと萌えのバランスも良いし、独特なギャグやノリも大好きですわ

    ここに埋もれさせておくには、勿体無さ過ぎると思う

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  10. 凄く面白い。

    一気に読んでしまいました。

    できれば、続きが見たいです。

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  11. 面白かったー! 最高でした!
    竜も人もみんな可愛かったし!

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  12. 最高におもしろかった

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  13. 主人公の身も蓋もない性格は、カズマさんを彷彿とさせられますね。この毒の効いた性格は凄く好みです。
    キャラも良いし、テンポも良いし、読み始めたら一気に最後まで読んでしまうほど楽しかったです。シリーズ化して欲しいですねぇ、これは続きが読みたくなります。

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  14. 何度読んでも面白い!
    続きが読みたくなる

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  15. なんとなくだけど、このすばにご先祖様がいそうなキャラがチラホラいるな。

    あ、作品はもちろん面白かったです。

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  16. 書籍化希望です
    面白かったし続きも読みたいで

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  17. 面白い!楽しく読ませていただきました。
    ラミレスさん、かわいいです!

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  18. 最高です!!面白かったので続きも読みたい!書籍化してもいいと思う位良かったです!

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  19. 面白かったです!続編出て欲しいなと思いました。
    書籍化されたら、速攻買いに行きます!

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  20. 面白かったです!最近発売されたこのすばスピンオフを読んでからずっと探してました!
    続きがとても気になります…!皆いいキャラしてて大好きです!
    自分も、書籍化されたら絶対に買いに行きます!こんなに面白い作品を読ませて頂いて、ありがとうございました!

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  21. アニメでこのすばを知り、つい最近スピンオフまで全部読みダストについてきになり調べてみたらここにたどり着きました。
    この作品もめちゃくちゃ面白かったです。
    アニメ化無理でもこの登場人物たちの絵は見てみたいな~
    もし書籍化することあるなら間違いなく購入します。

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  22. このすばよりこっちのほうが好き。
    リテイクして続きもみたいし書籍化しないかなぁ

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  23. このすばからここに来て読ませていただきましたが、とても引き込まれる作品でした。
    このすばと組み合わせるのか、それとも新作として出すのかはわかりませんが続きがとても気になるので是非書籍化して欲しいです。

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